
2025.04.04
2024.10.21
お仕事豆知識派遣豆知識
派遣社員は、雇用される会社と実際に働く会社が異なる働きです。
そのため仕事先でトラブルに遭った時、誰にどのような手順で相談すべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣先でトラブルに遭った時の対処法を紹介します。
派遣先でトラブルに遭った時は、まず雇用主となる派遣会社の担当者に相談しましょう。
派遣会社は、派遣社員に対して案件の紹介の他、派遣先で安心して快適に働けるよう様々な支援を提供しています。
万が一トラブルに遭った時でも派遣会社の担当者に相談することで、派遣先企業の担当者との間に立ち、トラブル解決に向けて動き出してくれるでしょう。
しかし時には人に相談しにくいことや、相談すべきことなのか迷うケースもあるでしょう。
そんな時は公的機関に相談するのも1つです。主な相談先は下記のとおりとなります。
□都道府県労働局「総合労働相談コーナー」
総合労働相談は、各都道府県に設置されており、職場トラブルに関する悩みの解決に向けた情報をワンストップで提供してくれる機関です。
主に下記ジャンル・分野の相談に対応してくれます。
どこに相談するべきか分からないと悩む人は、まず総合労働相談に相談してみましょう。
相談の他にも、事態が深刻なようであれば指導やあっせんなど、解決に向けた対応もしてくれます。
□労働基準監督署
労働基準監督署は、企業の労働法令などの違反を監督・指導する機関です。
労働者からの申告も受け付けており、賃金不払い・時間外規制違反・労働災害など労働基準法に触れる可能性のある悩みを抱えている人は、労働基準監督署に足を運んでみましょう。
□都道府県労働局の雇用環境・均等部
都道府県労働局雇用環境・均等部(室)では、派遣先企業との間で下記に該当する民事上のトラブルが生じた場合、解決に向けた援助を行っている機関です。
相談内容に応じて、解決に必要な情報を提供してくれます。
法知識に詳しくない人にも理解できるよう情報を提供してくれるため、心強さを感じるでしょう。
□労働条件相談ほっとライン
平日日中の相談が難しい人は、労働条件相談ほっとラインを活用するのも1つ。
労働条件相談ほっとラインは、平日夜間・土日に対応している電話相談窓口です。
労働基準関係法令に関する問題について、専門知識を有する相談員に電話相談できる機関です。
実際に働く職場であるからといって、派遣先企業の担当者・上司に相談はNGです。
派遣会社に事態が伝わらない懸念もあります。
また万が一状況が悪化してしまった場合、収束に時間がかかってしまうことや派遣会社が関与できなくなってしまう可能性もあります。
派遣先で困りごとが生じた際は、まず派遣会社の担当者に相談の上、担当者を間に挟みながら必要に応じて派遣先の上司に相談するようにしましょう。
また「少しの間我慢すれば大丈夫」「放っておけば自体は収束する」と困りごとを放置するのもNGです。
事態が大きくなってしまった場合、解決まで時間がかかってしまう可能性もあります。
困りごとが発生した際は、すぐ相談するようにしてくださいね。
派遣先でトラブルに遭った時は、すぐ派遣会社の担当者に相談しましょう。
派遣先企業との間に立ち、トラブル解決に向けて対応してくれるでしょう。
また派遣先のトラブルに関しては、早いタイミングで相談するのがスピード解決の第一歩です。
困りごとやトラブルが発生したらすぐ、相談するようにしてくださいね。