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派遣社員は、正社員やアルバイト・パートとは違い、働き先となる企業と雇用主となる企業が異なる雇用形態です。

そのため、派遣社員の場合、「副業に取り組んで良いのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

世間の副業解禁の動きや多様な働き方の広がりに伴い、「副業に取り組みたい」「副業に興味・関心がある」という人も増えてきているかと思います。

そこで今回は、派遣社員の副業事情についてお伝えします！

■派遣社員は副業OKなの？

派遣社員の副業可否については、法律では禁止されていません。

そのため、派遣会社でも副業に取り組むことは可能です。

しかし派遣社員が副業に取り組む場合は、所属している派遣会社の就業規則や服務規程を確認する必要があります。

就業規則や服務規程は、派遣社員がその会社と雇用関係を結ぶ際に守らなくてはならない規則です。

就業規則や服務規程に副業NGと記載があれば、派遣社員は副業を控えるべきでしょう。

反対に就業規則や服務規程に副業NGの旨が記載されていない場合があります。

その場合、次の2つのいずれかのケースに該当すると考えられるでしょう。

ケース➀：副業に関する社内規定が出来上がっていない

ケース➁：副業を許容している

1つ目は、副業に関する社内規定が出来上がっていない場合。

2つ目は、既に副業を許容しているため、副業を制する規定を盛り込む必要がない場合が考えられます。

確認せず、副業に取り組んだ際、トラブルを招く懸念も考えられます。

どちらにしろ、就業規則や服務規程に副業に関する規定の記載がなければ、派遣会社の担当者に確認するようにしましょう。

■派遣社員が副業に取り組む際の注意点

続いて、派遣社員が副業に取り組む際の注意点を紹介します。

□本業に支障をきたさないようにバランスを考える

副業に取り組む際、「収入が増える」「やりがいを感じる」などから、つい副業にのめり込んでしまう人も少なくありません。

しかし、副業はあくまでもサブワークであり、企業と雇用契約を結んでいる以上、本業に専念する姿勢が求められます。

副業にばかり時間や労力を割き、本業を疎かにしてしまうようでは、派遣会社から苦情を呈されることもあるでしょう。

場合によっては懲戒処分や解雇などの処遇を受けることもあります。

□確定申告を忘れない

副業収入が20万円を超える場合は、確定申告が必要です。

もし確定申告を忘れてしまった場合、脱税に該当する懸念もあります。

副業に取り組む際は、税についての勉強も進めておきましょう。

□副業規定を確認する

派遣会社によっては、副業を容認していても細かな規定を定めているケースもあります。

中には、「同業の副業はNG」「副業をする際は申請が必要」などの規定を設けている派遣会社もあります。

副業に取り組む際は、派遣会社が定める規定に則るよう、留意しましょう。

■派遣社員の副業 まとめ

派遣社員でも副業に取り組むことは可能です。

ただし、派遣会社が副業を容認していることが前提です。

また副業に取り組む際は、本業ありきであることも忘れてはなりません。

思わぬトラブルを避けるためにも、必ず就業規則や服務規程を確認し、疑問や不安が残る場合は、必ずは派遣会社の担当者に相談するようにしましょう。

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