
2025.03.18
2024.12.06
就職活動
製造業への就職やキャリアアップを目指す際、資格取得は大きな強みとなります。
しかし、資格によっては取得に多額の金額がかかることもあり、資格取得に向けて費用がネックとなっている人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、製造業関連の資格取得に向けてぜひ利用したい『教育訓練給付制度』について紹介します。
教育訓練給付制度は、労働者や求職者がスキルアップや資格取得のために受ける教育訓練に対し、国が経済的支援を行う制度です。
この制度は、大きく一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金の2種類があります。
□一般教育訓練給付金
一般教育訓練給付金は、比較的短期間で修了する講座を対象にした給付金です。一定の条件を満たす受講者には、受講費用の一部(20%、上限10万円)が支給されます。例えば、CADオペレーターや機械設計技術者などの講座が該当します。
□専門実践教育訓練給付金
専門実践教育訓練給付金は、長期的な教育訓練を対象とし、受講費用の50%(年間上限40万円)が支給されます。さらに、修了後に一定の条件を満たすと追加で20%が支給されます。対象講座には、高度な技術や専門知識を必要とする製造業関連の資格取得コースなどが含まれます。
製造業でのキャリアを目指す際、取得しておくと有利な資格がいくつかあります。教育訓練給付制度を活用することで、これらの資格取得において経済的に支援を受けられるでしょう。
□技術士
技術士は、技術に関する高度な専門知識と実践力を認定する資格です。
技術士に関する資格は、公益社団法人日本技術士会により実施され、全21部門あると言われています。
国家資格でもあるため、1度資格を取得しておけば、製造業において、設計や開発、品質管理など、幅広い分野で活躍できるでしょう。
□機械保全技能士
機械保全技能士は、工場の機械設備の保全や修理に関する知識と技能を認定する資格です。
製造現場での機械トラブル対応能力が評価されるため、就職やキャリアアップに役立ちます。この資格も教育訓練給付制度の対象となります。
□CAD技術者
CAD利用技術者は、コンピュータを使って設計図を作成する技術を認定する資格です。製造業の設計部門や開発部門での需要が高く、資格を取得することで就職や転職の際に優遇されることもあるでしょう。教育訓練給付制度を活用することで受講料を抑えながらCAD習得に必要な知識を学べます。
教育訓練給付制度を利用するには、いくつかの手続きを経る必要があります。
せっかく資格を取得したのに、給付を受けられなかった…。といった事態に直面することのないよう、利用を検討している人は、事前に利用方法や手続きの流れを把握しておきましょう。
□受講講座の選定
まず、自分が受講したい講座が教育訓練給付制度の対象かを確認しましょう。
対象講座は、厚生労働省のホームページや教育機関の案内で確認できます。
□申請手続き
受講前に、最寄りのハローワークで教育訓練給付金の支給申請手続きを行います。
この際、受講講座の資料や本人確認書類が必要となります。申請が受理されると、教育訓練給付制度の利用が認められます。
□受講と修了
講座を受講し、修了証明書を取得します。修了後、再度ハローワークに必要書類を提出し、給付金の支給申請を行います。
申請内容が確認されると、給付金が支給されます。
給付金は事前に受けられるのではなく、受講完了後に指定条件を満たしているとみなされた場合のみ給付を受け取ることができます。
スクールや研修期間への支払いは一旦実費負担となるため、注意しましょう。
教育訓練給付制度を活用することで、資格取得にかかる費用負担を大幅に軽減できます。
しかし、教育訓練給付制度は令和6年度(2024年度)までの暫定措置と言われています。
今後、期限の延長が行われるかもしれませんが、資格取得を目指す人は、早めに利用を検討することをおすすめします。
製造業への就職やキャリアアップを目指す際、教育訓練給付制度は非常に有用な支援制度です。
この制度を活用することで、経済的な負担を軽減しながら、必要な資格やスキルを取得できるでしょう。
資格取得は、製造業でのキャリアを確実にするための強力な武器となります。
自分のキャリアプランに合った資格を見つけ、教育訓練給付制度を最大限に活用して、理想のキャリアを築いていきましょう。
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