
2025.01.07
2025.01.22
その他
この時期になると、「確定申告」という言葉を耳にする機会が増えます。
派遣社員として働いている方の中には、「自分も確定申告が必要なの?」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
また、「そもそも確定申告の仕組みが分からない」「なぜ確定申告が必要なの」と疑問を抱く人もいるかと思います。
そこで今回は、派遣社員の確定申告について解説したいと思います!
確定申告とは、個人や法人が1年間の所得とその税額を計算し、税務署に申告する手続きのことを指します。
通常、毎年1月1日から12月31日までの所得を基に税額を計算し、翌年の2月16日から3月15日までに申告を行います。
派遣社員は、原則登録している派遣会社が年末調整を行ってくれるため、確定申告をする必要はありません。
しかし何らかの理由で年末調整だけだと税の申請が全うできない場合は、自身で確定申告を行い、税務署に正しい税額を申請数必要があります。
なお、派遣社員で確定申告が必要な人は、次の通りです。
上記いずれかに該当する人は、自分で確定申告をしなければならないため、最寄りの税務署などに確定申告の方法を確認しておきましょう。
続いて、確定申告の方法を解説します。
確定申告のやり方は色々あるため、自分に合った方法を選択しましょう。
□確定申告書類を作成する方法
確定申告書類を作成する方法は、次の4つのいずれかから選択します。
税理士などの士業の方に依頼すると費用が発生します。
確定申告を無料で行いたい場合は、他のいずれか3種の方法で作成に取り組みましょう。
なお、確定申告書作成コーナーで作成すると、必要事項を入力するだけで書類を作成できるため、確定申告の作成に慣れていない人は、確定申告書作成コーナーで作成することをおすすめします。
□確定申告書類を提出する方法
確定申告書類を提出する方法は、次の3種類あります。
窓口提出は、その場で書類の不備などを担当者にチェックしてもらえるため、書類内容に不安がある人は、窓口に出向きましょう。
郵送でも提出が可能ですが、期日に遅れないように計画的に発送しましょう。
郵送の場合、返信用封筒などを入れておけば、受付印が押された控えを返送してもらうことができます。
確定申告はネットからでも提出可能です。
24時間いつでも受け付けている他、還付も他の方法より早いケースが大半です。
スムーズに申告を進めたい人は、e-Tax経由で必要書類を提出することをおすすめします。
確定申告をしないことでペナルティが課せられることはありません。
ただし、確定申告を行わない場合、税の申告が漏れてしまうため、本来納めるべき税が納税されなくなってしまいます。その結果、納税義務に違反するとしてペナルティが科せられます。
申請期限は3月15日までですが、この期限に遅れると、無申告加算税や延滞税などのペナルティが科せられる恐れがあるため、注意しましょう。
さらに、意図的に確定申告を見送った場合には、重加算税が科せられる懸念もあります。
また、本来還付されるお金が手元に戻らない可能性も。
還付に関しては、過去5年分さかのぼることができるため、申請漏れがある人は、ぜひこの機会にさかのぼって申請しましょう。
派遣社員でも特定の条件に該当する方は、確定申告が必要です。
もちろん、会社で年末調整を受けた人も副業などで20万円以上の収入を得ている場合や医療費控除の申請が必要な場合は、確定申告をしなければなりません。
該当の可能性がある方は、ぜひ自分でも対象なのか今のうちから調べておきましょう。