
2025.04.04
2023.04.10
お仕事豆知識
正社員や契約社員など働き先の企業と直接雇用契約を結んでいる従業員は、一定の条件・労働期間を超えると有給が付与されます。
しかし派遣社員として働き始めた場合、有給は付与されるのでしょうか?
また有給が付与される場合、取得方法や取得のルールについて良く分からない…。という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、派遣社員の有給にまつわるアレコレをお伝えします!
結論から申し上げますと、派遣社員も正社員・契約社員同様、一定の条件・労働期間を超えると有給が付与されます。
有給については、労働基準法第39条で定められており、雇用形態問わず取得条件を満たせば労働者に付与されます。
なお2019年4月の労働基準法の改正により、有給休暇の取得が義務化されました。そのため、企業は従業員に対し年5日以上の有給を取得させなければならないと定められています。
万が一、有給取得の権利があるにも関わらず、従業員に年5日以上の有給を取得させなかった場合、義務違反にあたります。その場合、有給を取得できなかった従業員1人につき30万円以下の罰金が課せられます。
派遣社員が有給を取得するためには、次の2つの条件を満たす必要があります。
上記条件を満たし、契約初日(労働初日)から6か月1日で10日間の有給が付与されます。
ただし、10日間の有給が付与されるのは、週の所定労働時間が30時間以上の従業員です。有給の付与日数は、週の労働日数及び年間の労働日数によって変わります。
では派遣社員が実際に有給を取得するためには、どのようなステップが必要なのでしょうか。
派遣社員が労働契約を結んでいるのは派遣会社のため、有給は派遣会社から付与されることになります。
そのため、派遣社員は、派遣会社に有給使用の申請を行わなければなりません。
<有給取得の流れ>
※有給取得の流れは、派遣会社によって異なります。
きちんと手順を踏まないと有給の申請が通らないこともあるため、申請方法が分からない場合は派遣会社の担当者に確認しましょう。
付与された有給には、有効期限があります。失効することなく、年々累積していくものではありません。
有給の有効期限は取得後2年間と定められています。有効期限内に有給が消化できなかった場合は、消滅します。
失効間際に慌てて有給消化することがないよう、計画的に有給を消化していきましょう。
また派遣社員の場合、派遣契約が終了し次の派遣契約までの間が一定期間以上空いた場合、有給の権利が失効することもあります。
この期間は派遣会社によって異なるため、派遣先の変更を考えている方は、派遣会社に確認しておくと安心です。
派遣社員でも労働基準法に定められた有給取得条件を満たせば、雇い入れから6か月1日目で有給が付与されます。
しかし有給には有効期限が設けられております。さらに同じ派遣会社の派遣社員であっても派遣先に移る場合、有給権利が消滅してしまうケースもあります。また有給取得には、派遣会社の定めたルールに従い申請が必要です。
有給は労働者の権利でもありますが、ルールを守った取得が求められます。
有給取得を取得したかったけれど、手順不足で取得ができなかった!とならないように、有給取得の際は、しっかりとルールと手順を守り申請をするようにしてくださいね。
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