
2025.04.04
2024.12.02
就職活動お仕事豆知識
近年様々な働き方が登場し、人々の働き方は多様化しつつあります。労働時間や勤務形態についての選択肢も多くなる中「変形労働時間制」という働き方を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、シフト制との具体的な違いや特徴について、しっかり理解できていない人もいるかと思います。
そこでこの記事では、変形労働時間制の基本的な概要とメリット・デメリット、さらにシフト制との違いについて詳しく解説します。
まずは、変形労働時間制の概要や種類について紹介します。
□変形労働時間制とは?
厚生労働省によると、変形労働時間制とは以下のように定義づけられています。
“繁忙期の所定労働時間を長くする代わりに、閑散期の所定労働時間を短くするといったように、業務の繁閑や特殊性に応じて、労使が工夫しながら労働時間の配分等を行い、これによって全体としての労働時間の短縮を図ろうとするもの。”
変形労働時間制を導入することにより、従業員はより柔軟な働き方を享受できる他、企業は労働力の効率的な配分を図ることができます。
□変形労働時間制の種類
変形労働時間制には、以下のような種類があります
【1ヶ月単位の変形労働時間制】
1ヶ月以内の一定期間を単位として労働時間を設定し、繁忙期には週の労働時間を多くし、閑散期には少なくする働き方。
【1年単位の変形労働時間制】
1年の単位で労働時間を柔軟に調整できる制度。
下記制限を守りつつ、季節ごとの業務量に応じて労働時間を変動できる働き方です。
1年の中で繁閑が大きい事業に適した制度と言われています。
【フレックスタイム制】
一定の期間内で総労働時間を定め、期間内であれば自由に労働時間を設定できる働き方です。
子育て中など早朝や夜間の勤務が難しい従業員が多い企業や通勤電車の混雑が激しい都心部において取り入れられることの多い制度です。
変形労働時間制のメリットとしては、従業員のライフスタイルに合った効率的な働き方を実現できる点が挙げられます。
また企業としても、事業や繫閑に合った労働力の分配が叶うため、労働コストを削減できる利点があります。
変形労働時間制のデメリットとしては、従業員ごとに労働時間が異なる場合もあり、勤怠管理が煩雑になる可能性がある点が考えられます。
また勤務時間が異なることにより、従業員同士のコミュニケーションに障害が生じたり、取引先とのスケジュール調整が難航したりする懸念も起こり得るでしょう。
変形労働時間制は、シフト制と混同されることもありますが、両者の働き方には次のような違いがあります。
□制度上の違い
変形労働時間制とシフト制の最も大きな違いは、労働時間の設定方法とその柔軟性にあります。
変形労働時間制は特定の期間内での総労働時間を調整するのに対し、シフト制は1日の中での労働時間帯を複数設けて労働者を配置する働き方です。
□労働者への影響
変形労働時間制は、繁忙期と閑散期の労働時間を調整することで、労働者のワークライフバランスを向上させる効果を期待できます。
一方、シフト制は特定の時間帯での勤務を繰り返すため、中長期的に見た生活リズムを一定に保ちやすい利点があります。
厚生労働省の資料によると、変形労働時間制を導入している製造業に属する企業の割合は全体の61.6%でした。
意外にも6割にも上る企業が変形労働時間制を導入しており、1年単位の変形労働時間制が約半数を占める結果となりました。
変形労働時間制は製造業でも多くの企業で導入されている働き方の1つです。
自分らしい働き方を叶えられる仕事を選ぶためにも、今注目されている働き方や業界で多く採用されている働き方について理解を深めることは非常に大切なポイントと言えるでしょう。
ぜひ、多様な働き方から自分にピッタリの働き方や仕事を見つけてくださいね。
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