
2025.04.22
2022.05.17
その他お仕事豆知識
初めての職場は勝手がわからずドキドキするもの。
「ましてや昼休憩なんて、どう過ごせばよいか分からない…。」そんな経験をした方は多いのではないでしょうか。
今回は先輩社員に聞いた、製造派遣における昼休みの過ごし方についてお伝えします。
製造派遣は派遣先の工場によってお昼休憩時のルールや注意点が異なります。
派遣初日に慌てないためにも、事前に派遣会社の担当者に時間やお昼を食べる場所など簡単なルールを聞いておくと安心です。
労働基準法(第34条第2項)では「労働者の休憩時間は、一斉に与えなければならない」と定められています。
知らない人も多いこの規則ですが、休憩は原則同じ時間帯に一斉に与えなければならないと雇用者側に義務付けられているのです。
仮に個々に休憩を与えてしまうと、休憩が与えられていない者や休憩を取らない者が出る可能性があります。労働者全員に確実一定の休憩を与えることを目的とした法になります。
労働基準法では一部の業種を一斉休憩の適応外としていますが、製造業に関しては一斉休憩が原則です。
そのため、多くの工場では機械を停止して一斉に休憩に入ります。
しかし機械の稼働上、交替で休憩をしなければならい場合や、シフトの組み方・従業員の人数によって一斉に休憩に入れない現場もあります。その場合は、『労使協定』を定めることによって、部や課ごとに時間をずらし、交替で休憩を取れるようにしています。
いずれにしても、働く部署やポジションごとに休憩時間が定められているケースがほとんどです。
事前にお昼休憩の時間を確認しておくと、1日の稼働スケジュールをイメージしやすくなるでしょう。
食堂や事務所・小部屋など休憩・食事ができるスペースが限られている工場もあります。
中には食堂もなく、小さな事務室が休憩場所という現場もあります。常に人が出入りして落ち着かない可能性もあるので、自分にとってきちんと休憩できる場所があるのか確認しておきましょう。
工場は郊外に立地していることが多いため、工場周辺にお昼を食べに行けるご飯屋さんがないことも。
中にはコンビニやスーパーまで距離がある工場もあるので、職場となる工場の立地は事前に調べておいた方が良いでしょう。
そのような工場では出前のお弁当や食堂を設置しているところが大半ですが、夜勤時間帯はお弁当の宅配対応がなかったり、食堂がクローズしていることもあります。お弁当が用意できなかった日の対応方法についても事前に派遣の担当者に聞いておくと安心です。
「お昼休憩=メンバーと仲良くなる時間」と気負ってしまう方もいますが、お昼休憩の本来の目的は、仕事から離れ心身ともにリフレッシュするための時間です。先輩の休憩方法を参考に自分が最もリフレッシュできそうな方法で休憩してくださいね。
仲の良いメンバーがいる人は、休憩時間にわいわいお喋りを楽しみます。
1人で過ごすのが好きな人は、携帯で音楽を聴いたり、ゲームを楽しみます。
工場のお仕事はポジションや担当する工程によって業務中絶えず集中しなければならないこともあります。
昼休憩の際に仮眠を取ることで疲れが取れ、昼からの業務にも集中できるようになります。
同じ姿勢が続く業務をしている人は、休憩に軽いストレッチや運動をするのもオススメ。
筋肉がほぐれたり血流が良くなり、凝り固まった身体がほぐれますよ。
気候の良い日は工場の周りや近辺をグルッと散歩するのも良いでしょう。良い気分転換になります。
昼休みは午後からの仕事を効率的にこなす大切な時間です。
有意義に過ごせるよう、自分にとって最適な過ごし方を見つけてくださいね!