
2025.01.22
2022.12.27
その他
体の健康は働く上で非常に大切。そのため体の健康状態を確認する健康診断は、1年に1度は受けておきたいものですよね。
時には病気の早期発見や生活習慣の見直すきっかけにもなる健康診断ですが、派遣社員は受けることができるのでしょうか?
本記事では、派遣社員の健康診断についてお伝えします。
「派遣社員は健康診断を受けられるのか?」その回答は『受けられる』です。
労働安全衛生法では、派遣元責任として『派遣労働者の安全衛生に関して派遣元において安全衛生を統括管理する者及び派遣先との連絡調整を行うこと』と定めています。
派遣労働者の安全衛生が的確に確保されることを目的に、派遣元つまり登録している派遣会社が派遣社員の健康診断を実施することを義務付けています。
また労働派遣法45条でも、派遣会社(派遣元)に対して派遣社員に健康診断を実施することを義務付けています。
派遣社員は健康診断を受けられるとはいえ、健康診断を受けられる対象は派遣会社によって異なります。
もちろん登録だけしており、稼働していなければ健康診断受診の対象から外れてしまいます。
派遣社員として稼働を始めて間もない方や、1年未満の方など自身が健康診断を受けられる対象かわからない時は、派遣会社の担当者に確認するようにしましょう。
派遣会社が派遣社員に対して健康診断を実施することは、法律上義務として定められています。
しかし派遣社員が自ら健康診断受診をしないと判断をすることはできるのでしょうか?
派遣社員の健康診断受診判断は個人の自由です。
そのため、派遣会社から案内された健康診断を受診しなくても罰則はありません。
しかし派遣会社によっては、派遣社員に対し健康診断の結果提出を義務付けているケースもあります。
また健康診断は病気の兆候や自分では気が付かなかった身体の不調を知る機会でもあります。
特に理由がないのであれば、自身の体調を把握・管理するためにも年に1回は必ず受診するようにしましょう。
健康診断を受けられるとはいえ、費用がどれ位かかるのかも気になりますよね。
健康診断は派遣会社が費用を負担してくれるため、派遣社員が支払う負担金はありません。
ただし、人間ドックや生活習慣病予防健診など健康診断の基本項目に含まれていない検診を受けたい場合はオプション対象となり、
派遣社員の自己負担になります。
費用はかかりますが、健康に対して不安や懸念がある方は、この機会に受けておくのも良いかもしれません。
健康診断を受ける際、契約上の就労時間内に受診をする方もいるかと思います。
派遣会社の指示のもと、就労時間内に受診をしたとしても、健康診断にかかった時間は原則無給扱いとなります。
また健康診断を受診する医療機関までの交通費に関しても、原則自己負担である場合がほとんどです。
派遣会社によっては、自由に健康診断を受診する医療機関を選べる場合もあります。生活導線上にある医療機関や自宅に近い医療機関を選ぶと自己負担が軽減されますよ。
派遣社員も一定条件を満たせば健康診断を受けることができます。
健康診断は登録している派遣会社から提供されるものです。
そのため、自身が健康診断の対象か否かわからない場合は、派遣会社の担当者に確認をしてみましょう。
健康診断は、自分の健康を維持、病気の早期発見に欠かせません。
健康診断の案内を受け取ったときは、速やかに手配受診をするよう心がけましょう。
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